9/28|第9回 日本小児循環器集中治療研究会 学術集会@北海道

開催日時:2024/09/28 09:00~18:00

開催場所:札幌医科大学 記念ホール

多職種で奏でる小児循環器集中治療

第9回日本小児循環器集中治療研究会学術集会を担当させて頂くことになりました、北海道立子ども総合医療・療育センター(通称:コドモックル)の小児循環器内科・小児集中治療科の名和 智裕です。本学術集会を開催する機会を頂きましたことを代表幹事の大崎 真樹 先生、ならびに幹事の皆様、そして会員の皆様へ心より深く感謝申し上げます。

コドモックルの小児集中治療は、私が赴任した2017年には、心臓血管外科、小児循環器内科、麻酔科による診療科兼務体制となっておりました。2019年に「小児集中治療科」が標榜され、2020年秋に常勤医が配属、2024年現在、常勤医3名の体制で運用しております。コドモックルのPICUは6床と小規模ではありますが、年間約250名の患者を受け入れ、心臓外科手術を中心とした外科系の入室が約7〜8割を占め、術後管理が多いことが特徴です。

小児心臓手術の周術期管理は循環管理のみならず、呼吸・栄養管理を含めた全身管理が求められ、医師、看護師、理学療法士、臨床工学士、薬剤師など多職種によるチーム医療・ケアが必要となる高度な医療です。コドモックル小児集中治療科では、多職種スタッフとの連携を重視しており、私自身も小児循環器科医としてこのチーム医療に尽力して参りました。特に、療育部門が併設されている当施設の強みを活かし、PICU入室前からの情報共有、入室中の早期離床・リハビリテーション、そして退室後から退院後まで継続的にリハビリテーションを実施することで、患児の発達支援に努めております。

本学術集会では、特別講演に札幌医科大学麻酔科学講座の吉川 裕介 先生をお招きし、「麻酔薬の心保護作用−デクスメデトミジンの可能性−」と題してご講演を頂きます。また、テーマを「多職種で奏でる小児循環器集中治療」とし、開催形態は現地開催とさせて頂きました。多数の演題と活発な質疑応答を通して、各施設間や多職種間での連携を深め、小児循環器集中治療の発展に貢献できる有意義な学術集会になるよう、企画・準備を進めております。大規模な施設ではありませんが、チームワーク抜群のコドモックルのメンバー一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。北の大地 札幌で熱き議論を交わし、交流を深め、小児循環器集中治療の未来を共に築いてまいりましょう。

第9回 日本小児循環器集中治療研究会学術集会 大会長 名和 智裕
北海道立子ども総合医療・療育センター 小児循環器内科・小児集中治療科

https://www.jspccc.jp/scientific-meeting

テーマ:麻酔薬の心保護作用−デクスメデトミジンの可能性−

講 演:札幌医科大学麻酔科学講座 吉川 裕介 先生

日本小児循環器集中治療研究会
サテライトサイトHPより

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