日本集中治療医学会

日本集中治療医学会は1974年に設立された.

ちなみに、日本における集中治療の沿革は1964年に順天堂大学附属病院で本邦初のICU13床が設立されたことが始まりとのこと.
さらにちなむと、国外における集中治療の沿革としては1923年に米国Baltimore のJohne Hopkins大学病院で脳外科術後専用ICU3床が始まりとのこと.

入会金は不要
年会費は正会員(一般会員)が15,000円、准会員が9,000円
会計年度は、1月1日~12月31日

正会員と准会員の違いは下記画像参照

https://www.jsicm.org/member/membership.html

2016年の段階で会員の職種区分がなくなったが、看護師会員数は正会員と准会員あわせて2,000人弱であり相当数いる模様.
医学会という名称ではあるが、集中治療領域や急性期診療領域に携わる看護師にとっても大変有意義な学会である.

2021年4月1日にロゴマークがリニューアルされた.
リニューアルされた新しいロゴマークは、中心を命のイメージとして、他部門・多職種と連携し命を支える集中治療のネットワークを、また、臓器が有機的に繋がる生命を表現しているとのこと.
リニューアルされたロゴには、「命のために。生きるのそばに。」というタグも追加されている.

リニューアルされたロゴを見たい方はコチラより確認

セミナーは学会主催開催セミナー学会支部主催セミナーがある.

学会主催開催セミナーには、
JICECセミナ(eラーニング)
Rapid Response Systemセミナー・総論(eラーニング)
などがある模様.

学会支部主催セミナーも各支部において年数回開催がある.

学会主催開催セミナーに、敗血症セミナー2024 第1回「最新のガイドラインJ-SSCG2024から学ぶ敗血症診療」という興味深いタイトルのものがあったが、こちらは2024年5月18日に終了していた.

セミナー情報はコチラより随時check!

日本集中治療医学会では、重症患者に対する標準的な看護を提供できる看護師の能力の認証を行っている.
認証には2種類ある.

集中治療認証看護師(ICRN)
集中治療認証看護師-知識認証(ICRN-K)
※ それぞれは全く別の認証の仕組みではなく、必要とされる要件が若干異なるのみ.
※ 更新時に要件を満たすことにより、ICRN-KからICRNに移行することも、また、逆も可能.

2023年時点で集中治療認証看護師667名
過去問題集、解答もwebにある.著作権の問題もあるので各自で閲覧を

専門医とは違うが、看護師でもこういった形で学会が認証してくれるものがあると自信にも繋がるし、学びを深め続けるきっかけになり、最終的には臨床でその知識が患者さんに還元できるとても良い制度!
集中治療認証看護師に興味のある方はコチラより確認してください.

ちなみ、看護師以外の職種にも学会認定制度があるみたいで集中治療専門臨床工学技士、集中治療理学療法士、集中治療超音波画像診断認定制度、集中治療専門薬剤師など.
さらにちなむと、集中治療専門薬剤師は試験に口頭試問もあるそう.めちゃくちゃハードル高そう!!

日本集中治療医学会の公式サイトはコチラ

nurse-seminarさんによるプチ過ぎる学会Tips